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ドイツ語はドイツ語で学ぼう | ドイツ語中級〜上級者向け、オススメの教材&参考書

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ドイツ語をもっと学びたい! と思ったときにぶち当たるのが、教材の壁です。

日本語で書かれたドイツ語の参考書にも優れた本はもちろんありますが、中級を超えたあたりになると途端に選択肢が少なくなるのが悲しいところ。上級ともなると、50年くらい前の本がごく当たり前にオススメに出てきますからね...

そんなときはいっそ、ドイツ語でドイツ語を学んでみてはいかがでしょうか?
それに、やはり日本語を介した学習よりもドイツ語でドイツ語を学んだほうが理解が深まるような気がしますしね。

そんなわけで今回は私がドイツでドイツ語を勉強する中で見つけた、日本でも手に入るオススメの教材や参考書をピックアップしてみます。
TestDaFをこれから受験しようと思っている人にもどうぞ。

語彙力を上げるなら:Großes Übungsbuch Deutsch - Wortschatz

ドイツ語を手っ取り早く上達させるには何が重要でしょうか?
私のドイツ語の先生曰く、

  • 1に語彙
  • 2に発音
  • 3くらいにやっと文法

だそうです。
理由はそれぞれ

  1. 知らない単語は聞こえない
  2. 発音できない単語は聞こえない(自分にも相手にも)
  3. 文法は間違っててもだいたい通じる

そんなわけで、語彙を増やすのは最優先課題なのだそうです。
読み書き重視の日本の語学教育とは方向性がちょっと違いますが、話す・聞くことなしに日常生活は成り立ちませんから、まあ納得。

で、オススメなのがこの本です。

Grosses Ubungsbuch Deutsch - Wortschatz

Grosses Ubungsbuch Deutsch - Wortschatz

一冊でA2(初中級)〜C1(上級)のレベルに対応、問題は全部で500問。
テーマごとに章分けされており、ところどころでドイツの文化や習慣なんかも解説してくれるすぐれものです。
ただし、問題のレベルは簡単なものから難しいものまで入り混じっているので、最初からきっちりやっていく必要はありません。興味のあるテーマから手をつけていくと覚えやすいでしょう。

本当は、問題毎にレベルの表記があったら言うことなしなんですけどね。
でも、それを差し引いてもよい練習問題集だと思います。

文法を学ぶためのオススメ3冊

それでもやっぱり文法の勉強がしたいんだ!! という方には上でオススメしたシリーズの文法バージョンもあります。
こちらはA2(初中級)〜B2(中上級)レベルに対応。問題も同じく500問です。

Hueber dictionaries and study-aids: Grosses Ubungsbuch Deutsch - Grammatik

Hueber dictionaries and study-aids: Grosses Ubungsbuch Deutsch - Grammatik

ただし、この本では解説は少なくあくまで演習用。
ドイツ語授業の復習やある程度学んでからの文法の再確認など、補助的な用途が主です。

独習用に解説も含めた本が欲しいならこちらの2冊をオススメします。

Ubungsgrammatiken Deutsch A B C: B-Grammatik

Ubungsgrammatiken Deutsch A B C: B-Grammatik

Ubungsgrammatiken Deutsch A B C: C-Grammatik

Ubungsgrammatiken Deutsch A B C: C-Grammatik

B-Grammatikは中級用、C-Grammatikは上級用です。このほかに同じシリーズで初級向けのA-Grammatikもあります。

これらはドイツの語学学校でもよく採用されている定番の文法教材。
それぞれの文法事項を丁寧に説明した上で練習問題も豊富に収録されていますので、独習でも大いに役立つはずです。

TestDaF対策

ドイツ語を中級レベル以上まで学んでいる方の中には、ドイツへの留学を視野に入れている方も少なくないのではないでしょうか。
日本でも受験できる・かつドイツでも通用するドイツ語能力試験、TestDaFの参考書についてもいくつかご紹介します。

定番中の定番:TestDaF - Training 20.15

ドイツの語学学校でTestDaF対策コースを受講すると必ずオススメされるド定番中のド定番の参考書。

ド定番だけあって問題の解き方や解答のポイントなどが非常に丁寧に、わかりやすく解説されています。
解説・練習問題・仕上げの模試までひととおり揃っているので、この1冊をやりこんでおけば初めてのTestDaFも怖くないはず。
ただし、日本からはやや入手が難しいようなのが難点でしょうか。

定番その2:Training TestDaF

TestDaFの対策本としてもうひとつ紹介するのがこちら。先に紹介したTestDaF - Training 20.15と並んで定番かつ人気の高い本です。

Training Testdaf: Trainingsbuch Zu Testdaf - Buch MIT 2 Cds

Training Testdaf: Trainingsbuch Zu Testdaf - Buch MIT 2 Cds

こちらも導入と解説・練習問題・模試がワンセットになっています。
日本では TestDaF - Training 20.15 よりもこちらのほうが有名で手に入りやすいかも。

独習者向け:mit Erfolg zum TestDaF B2-C1

こちらも定番。
わざわざ独習者向けと書いたのは、解答とそれについての解説がしっかり記載してあるため。
ここで紹介している他の参考書では基本的に解答だけしか書かれていないので、周りに質問に答えてくれる人がいない場合にはこの解説が非常に頼りになります。

MIT Erfolg Zum Testdaf: Ubungs- Und Testbuch MIT 2 Cds

MIT Erfolg Zum Testdaf: Ubungs- Und Testbuch MIT 2 Cds

意外と役立つ:Prüfungstraining TestDaF: B2-C1

最後に紹介するこの本の好きなところは、Mündlicher Ausdruck(口述試験)の回答例が豊富に書いてあるところ。

Prufungstraining Daf: Testdaf - Ubungsbuch MIT Autorisiertem Modelltest Und Cds (2)

Prufungstraining Daf: Testdaf - Ubungsbuch MIT Autorisiertem Modelltest Und Cds (2)

実際、試験を受けてみると(ドイツ語が話せる話せない以前に)何もアイデアが浮かばなくて話せなかった… なんてことがあり得ます。
そうならないために事前にネタを仕込んでおくのは大切なんですね。

練習問題の解説はあっさり気味なので、先に上に紹介した2冊のどちらかを終えてから取り組んだほうが理解が深まると思います。

TestDaFの公式サイト

実はTestDaFの公式ウェブサイトからは2回分の模試がまるまるダウンロードできます。すごーい。

TestDaF Institut

この模試は実際の過去問からできているので、本番の難易度の感覚をつかむのにはちょうどよいかも。
いくつも問題を解いているうちに頻出の単語や表現を覚えてくるので、こういうチャンスはできるだけ活用しましょうね。

シャドーイング:Langsam gesprochene Nachrichten

ドイツ語のレベルがB2〜C1あたりになったら、スピーキングやリスニングのさらなる強化のためにシャドーイングをしてみるのも良いかもしれません。
シャドーイング用の教材というのは調べたことがないのですが、かわりにDWのLangsam gesprochene Nachrichtenをご紹介します。

Nachrichten | DW

DW(Deutsche Welle)はドイツの国際公共放送局で、(イギリスで言うところのBBC Leaning English のように)ドイツ語学習のためのさまざまなメディアを無償で提供しています。
そのうちのひとつ"Langsam gesprochene Nachrichten"は、簡単に言うとその日1日の主要なニュースをややゆっくりめ(0.7倍速くらい)に読み上げてくれるサービス。
オリジナル速度だとついていくのが難しいなあ、と感じてしまうシャドーイング初心者でも取り組みやすい速度です。

ここでシャドーイングしながら知らない単語を潰していくと、リスニングやスピーキングのトレーニングのみならず語彙力の向上にも非常に効果的です。
私もTestDaFの試験前に1ヶ月ほど続けてみましたが、終盤には読解のTeil3あたりの文章も余裕でスラスラ読めるようになりました。お金もかかりませんし、オススメ。