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イギリス・ドイツ・カナダの3カ国をワーホリした結果 | 各国のワーホリ制度について比較してみる

実は今までカナダ・イギリス・ドイツの3カ国でワーホリビザを取得してきました、tabbieです。

日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は、2015年にポルトガル、ポーランドが新たに加わり14カ国となりました。渡航先の選択肢が増えるのはうれしいものですね。

英語が学びたい、海外で就職するための足がかりにしたい、単純にその国が好き、などワーホリの渡航先を選ぶには興味のある国、目的のある国に行くのが一番です。

ワーホリはどれくらいお金がかかるの? どんな仕事ができるの? という不安を抱えた方は少なくないと思いますが、これはワーホリの条件を比較しないことには一概に答えられません。
特に資金については、どれだけ仕事を得やすいかが大きな決め手となりますので、特に重要となる以下の3つの観点から考えてみましょう。

  • ビザの期間
  • 就業制限
  • 「日本人」の需要

ビザの期間

仕事探しで最もネックになるのは、ビザの期限に限りがあることです。これは仕事探しに多大な影響を与えます。
採用面接にほとんど同じ条件の候補者が2人いたとして、片方は無期限の滞在許可、もう片方は期限付きのビザを持っていたとするならば、選ばれるのはほぼ間違いなく無期限の滞在許可を持つ候補者です。
ビザは、長ければ長いほど有利。ワーホリで仕事を探すということは、それだけで不利な条件が付いていることを念頭に置いておきましょう。

国別ビザの期間

2年...イギリス
2年(条件付き)...オーストラリア *対象ファームにおいて3ヶ月以上の就労が条件
1年...上記以外

就労制限

こちらも重要なポイント。
ワーホリでの就労制限には主に3つのタイプがあります。

  • (ビザの有効期限内であれば)無期限に就労可
  • 同一の雇用主のもとでの長期雇用は不可
  • 就労期間に制限あり

渡航先によっては通算して6ヶ月(デンマーク)しか就労を認めていない国もありますが、この場合残りの期間を無職で過ごさなければなりません。
また、同一の雇用主のもとでの労働期間を制限するタイプもあります。うまく行けば無職の期間なしに過ごすこともできるのですが、この場合も就労期間の短さからフルタイムの仕事を得るのが難しく、収入があまり見込めない可能性があります。
このように就労制限が強いほど、事前に準備しないといけない費用が多くなってしまいます。

国別就労制限
  • 期間の制限なし...イギリス・ドイツ・カナダ・アイルランドなど
  • 同一雇用主の元での雇用期間
    6ヶ月以下...オーストラリア・ニュージーランドなど
    3ヶ月以下...香港など
  • 通算して6ヶ月以下...デンマーク

「日本人」の需要

ワーホリで海外に暮らすからには現地の会社、現地の店で仕事を得たいと思うのが人情ですが、外国で職探しをするには言葉の壁・ビザの壁を乗り越えてまで採用したいと思わせる決め手が必要です。
一番簡単な方法は、「日本人であること」を活かすことです。日本人の需要が多いところはだいたい以下のようなところです。

  • 日本を拠点とした企業・業界
    日本食レストランや日本食材店は商品知識という面でアドバンテージがあります。そして日系企業もビジネスマナーという面で日本人に大きなアドバンテージがありますよ!
  • 日本にも展開するグローバル企業
    マーケティングやカスタマーサービスなどでは、日本人の顧客の相手をするための人間を探していることが少なくありません。特に日本のカスタマーサービスはレベルが高い!ので、日本人を相手にした企業や業界でなくても積極的にアピールできることでしょう。

国籍にかかわらず通用するスペシャルなスキルがある場合はこの限りではありません。この場合は多少の言葉の壁は関係ありませんので、気力の許す限りチャレンジしてください。

イギリス・ドイツ・カナダのワーホリについて雑感

イギリス

イギリスのビザの特徴は、やはり就労制限なしで2年間の滞在ができることに尽きます。
日系企業は欧州の拠点としてロンドンにオフィスを構えていることが多く、また、それらの企業への求人を取り扱う人材紹介のネットワークが発達しているので、日本でそれなりの職歴があればイギリスでもオフィスワークを探し当てることは難しくはないはずです。

注意すべき点は物価の高さ。ポンド自体が強い通貨であることもその理由のひとつですが、何よりロンドンはヨーロッパの他の都市と比べても家賃が飛び抜けて高いことでも有名です。中心地から離れたZone 2-3あたりでも、シェアフラットの一部屋を借りるのに£500が最低ラインと言われてしまうのが、その相場を物語っています。ロンドンを離れると家賃は一気に下がりますが、今度は仕事探しが困難になるのが悩ましいところです。

資金不足による焦りと不安は大変なストレスです。仕事が見つかるまでの数ヶ月は余裕を持って生活できるだけの資金は準備しておきましょう。

ドイツ

期間は1年間、就労制限なしのビザが取得できます。
ドイツもまた、ロンドンに並ぶ日系企業の欧州拠点であるデュッセルドルフを抱えており、日本人の労働需要はそれなりにあります。
また、ドイツは現在も比較的就労ビザを取得しやすい状況ですので、ワーホリ後の就労ビザのサポートを前提に採用活動を行っている企業も少なくありません。ヨーロッパ移住の足がかりとするにはドイツは恵まれた環境にあると言えます。

ただしネックとなるのはやはりドイツ語です。
英語を理解するドイツ人は少なくはないですが、引っ越し、住居や電話、インターネットの契約など日常に関わる事務手続きにはドイツ語は欠かせません。ベルリンでは英語が通用する場面は多く、日常生活においては支障がないほどですが、地方へ行くほどドイツ語の必要性は高まります。
語学学校へ何ヶ月か通ったあと、仕事を探す...というのがワーホリの定番です。しかしドイツ語を初級レベルから始めた場合、ビザの期限がどんどん短くなっていく中、仕事を得られるレベルになかなか達することもできず...という中途半端な状態になりかねません。
1年という期間は本当に短いですので、できる限りワーホリに来る前にドイツ語の知識をつけておくことをおすすめします。

カナダ

カナダもドイツと同じく、就労制限なしの1年間のビザとなります。
カナダに居住する日本人の数は決して少なくないのですが、ロンドンやデュッセルドルフのように雇用まで含めて組織的に日本人を求める傾向はあまりないようです。そのためイギリスやドイツのような人材紹介サービスに頼った仕事探しは難航が予想されます。

完全に個人的な感想ですが、カナダは英語が母国語でない・英語がそれほど得意ではない人にもかなり寛容な印象を受けます。また、日本人は真面目で働き者、きれい好きというイメージは根強く、そのおかげで仕事や家を見つけられることは少なくありませんので、引け目を感じずに積極的にチャレンジしてほしいな、と思っています。

というわけで、上記3カ国はワーホリとしては比較的ハードルの低い渡航先と考えています。
他の国についてもおいおい書いていけたらいいな。