ベルリンでひきこもり

毎日ベルリンでひきこもり。ときどき旅にでかけます。

日本でもない、ドイツでもない!ドイツワーホリビザ申請 in ウィーン

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つい先週ドイツのワーホリビザを手に入れました。

ドイツのワーホリビザの申請が、日本のドイツ大使館以外にドイツに現地入りしてからできるということは割と知られていることかと思います。
しかし実は、ドイツのワーホリビザは世界中のドイツ大使館・総領事館で申請ができます!
私も現地申請を夢見る人間の一人でしたが、ビザ申請の前に立ちはだかる住民登録という厚い壁にその夢は見事に打ち砕かれました。
紆余曲折ありながら結局ウィーンのドイツ大使館に流れつき、無事ワーホリビザを手に入れることに成功しましたので、どなたかの参考になればと思いここに経緯を書き留めておきます。

ベルリン住民登録の厚い壁

当時の私の状況はというと、12月末にイギリスワーホリを終えてスペインに出国、その後2ヶ月間旅行をしてシェンゲン協定の滞在期間90日を超える前にベルリンでワーホリビザを現地取得する、というプランだったのですが…

ベルリンの住民登録しんどすぎィ!!

ベルリンは現在かなりの人口が流れ込んでおり、家探しに苦労している人が多くいること、住民登録の窓口の待ち時間が非常に長くなっていることは、ドイツのワーホリに関心のある皆さんは既にご存知かと思います。私も最初のベルリン入り後、住民登録の予約が取れたのは市役所を訪れてから2週間後の日付でした。
しかし、私の家は当初住民登録可能という話が決め手で入居したにもかかわらず、住民登録直前になって大家がWohnungsgeberbestätigung(2015年11月1日から住民登録に必要になった大家の同意書)にサインすることを拒否!
このことが発覚したときには既に2ヶ月半をシェンゲン域内で過ごしていたため、これからシェンゲン協定の90日間に達するまでの半月間に新たに家探しと住民登録、ビザを申請をする余裕はない...

...そんなわけで白羽の矢が立ったのはウィーンにあるドイツ大使館です。
オーストリアもシェンゲン協定の加盟国ではありますが、日本との2国間協定に基づき最長180日までビザ無しで滞在が可能なのです。つまり、通常のシェンゲン協定の滞在期間90日に加え、さらに90日間の滞在が可能ということになります。
シェンゲン協定加盟国間は出入国管理がない、とはいえオーバーステイは今後どこかでビザを申請する際の足枷になる可能性があるためにどうしても避けておきたいので、急遽!ウィーンに向かうこととなりました。

ウィーン申請、大正解!

しかし、結果としてこの在ウィーンドイツ大使館での申請、とってもオススメです! メリットをあげるとすると…

  1. 仕事が速い!申請から最短2日でビザの取得が可能。
  2. 空いている!ベルリンのように早朝から長蛇の列に並ぶ必要がありません。
  3. ウィーンの観光が楽しめる!余裕があったらチェコ、スロバキア、ハンガリーへも...

デメリットがあるとしたら、ウィーンへの交通費&宿泊費が必要なこと、あとは資金証明が日本やドイツで申請するよりも若干厳しいことでしょうか。
この資金証明については、申請前に大使館に必要書類を問い合わせたところ下記のように返答がありました。

【必要書類】

  • fully completed application form
    記入済のワーホリビザ申請書。これは大使館の窓口でももらえます。

  • please provide a full address in Germany where you are going to stay. 
    Please provide also a telephone number and an e-mail-address on the last page of the application form
    ドイツでの滞在先の住所と申請者の電話番号、メールアドレス。
    滞在先住所はホテル等の一時的な住所で大丈夫です。ここで記入したメールアドレスにビザ発給の進捗状況が送られてくるので間違いなく記入しましょう。

  • 1 recent passport photograph (35*45 mm, front facial view)
    パスポートサイズの写真。
    日本とドイツのパスポート規格の写真は説明の仕方が違うだけで同じ規格に基づいて設定されている...はずです。
    大使館にもビザ申請用の写真機が設置してありますので、心配な方はそちらを使いましょう。€6。
    参考までに日本とドイツのパスポート写真規格のガイドラインのリンクをどうぞ↓
    外務省 パスポート申請用写真の規格
    在マニラドイツ大使館 ビザ申請時の写真規格について(英語、PDF)

  • passport (validity of which has to exceed your stay by at least three months)
    ドイツ滞在終了から3ヶ月以上の有効期間があるパスポート。

  • evidence or health insurance valid in Germany to remain in force through your stay including details about coverage (at least 30.000,00 € and including costs for medical evacuation/repatriation - please mark relevant passage in the insurance terms and conditions!)
    ドイツ国内で有効な健康保険の証書。
    補償金額は最低€30,000、治療のための本国帰還費用を含むように、とのことです。

  • proof of sufficient funds (at least 250,00 € for each month of your stay)
    資金証明。1年間の滞在を希望する場合は月€250*12=€3000が必要です。

  • posses return tickets or equivalent funds (2.000,00 €)
    復路の航空券または相当する資金€2000の証明。
    ドイツを出国するチケットであれば行き先は問わないのかどうか?確認してみればよかった。

  • 60,00 € visa fee in cash
    申請料金€60。

以上です。

復路の航空券がない場合、日本とドイツで申請する場合は€4000の提示が求められますが、ウィーンのドイツ大使館では生活費€3000+帰国費用€2000=€5000の提示を求めています。

またこの資金証明、窓口では1週間以内に発行された書類でないとダメとのこと。私が最初に提出したステートメントの日付は10日前に発行したものだったのですが、それでも却下。帰宅後にオンラインバンキングから新たにステートメントをダウンロードし、大使館のメールアドレスに添付して送ることになりました。
日本からウィーンに向かって申請される方は、残高証明の発行日から時間が経ってしまいがちですので、この部分については注意が必要です。

大使館のサイトで訪問予約をし、申請書類を提出すると、大使館の職員が内容をチェックしながらPCに情報を入力します。すべての書類のチェックが完了したら、最後にビザの準備ができた際の連絡先を確認して終了です。

私は上記のように資金証明の書類を再提出するように言われたのですが、こちらを受け付けた旨のメールを受け取った次の日にはビザ発給完了のメールが届きました。仕事早い!
あとは指定された曜日(月、火、木のいずれか)に大使館にビザを受け取りに行くだけです。なお、ビザの受け取りには予約は必要ありません。

大使館の職員の皆さんはとても親切で、どなたも英語で対応してくれました。
ウィーンの町並みは綺麗だし、ついでにスロバキアやハンガリーも旅行に行けるしと、たいへん充実したウィーン滞在を楽しむことができました。 そのあたりの旅行記はこちら。

www.tabbie-cat.net

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ビザ入手までのイヤ〜な待機期間を楽しい時間に変えられるウィーン申請、ぜひ試してみてくださいね!

裏技

余談ですが、このオーストリアが180日滞在可能ということは、いろいろと応用が可能です。オーストリア以外のシェンゲン協定加盟国で90日過ごしたあと、オーストリアで90日過ごし、その後ドイツのワーホリビザを取得することで最大1年半続けてヨーロッパに滞在できますね。帰国費用節約のために、日本に帰らずにできるだけ長くヨーロッパに滞在したい!という方にはオススメかもしれません。

※2016年9月10日 追記
2016年7月からはオーストリアでもワーキングホリデー制度がスタートしましたね。
滞在期間は観光目的での滞在と同じ6ヶ月間ですが、上記の裏技の期間に仕事をしながら生活費をある程度賄うことができるのは大きなメリットと考えられます。
しかし半年という短期間であること、ほぼ確実にドイツ語の能力が求められることを考えると、仕事を探すのはかなり厳しいのでは、というのが正直な感想です...
短期・ドイツ語無しで許されそうな仕事って夏・冬の観光シーズンのホテルのハウスキーピングあたりしか思い浮かばない。